コレクション: ミルトンダフ

ミルトンダフ(Miltonduff)は、1824年にアンドリュー・ピアリーとロバート・ベインの2人によってスペイサイド地方エルギン近郊に設立された蒸留所で、現在はペルノ・リカール社(シーバス・ブラザーズ社の傘下)が所有しています。名前の由来は、もともとこの地が「ミルトン=工場敷地」と呼ばれていたこと、そして土地の所有者であったダフ家の名を組み合わせたものです。

ミルトンダフは一見地味ながら、「ブレンデッドの心臓」と呼ばれるほど信頼性の高いモルトを生み出す蒸留所です。華やかでも派手でもないものの、芳醇で安定感のある酒質はスペイサイドの典型。シングルモルトとしては控えめな存在ですが、ブレンデッドの礎となる重要な原酒として愛好家から高く評価されています。