ベンリネス蒸溜所

Benrinnes蒸溜所は、スコットランドのスペイサイド地方に位置する歴史あるウイスキー蒸溜所です。1826年に創業し、重厚でコクのあるスタイルが特徴で、主にブレンデッドウイスキー向けの原酒生産で知られています。1826年にピーター・マッケンジーにより設立されましたが、1829年の洪水で破壊され、数マイル離れた場所に再建されました。以降、所有者が変わりながら続き、現在はディアジオ社が所有。1950年代に大規模再建が行われました。

スペイサイドで最も高いベンリネス山の麓、標高約213mに位置し、オレゴンパイン製の発酵槽8基を使用。独特の「partial triple distillation（部分三回蒸留）」を採用し、力強いボディを生み出します。肉厚なフルーツやスパイスのニュアンスが魅力で、シングルモルトも近年リリース増加。年間生産能力は約120万リットルで、ブレンデッドのブレンデッドウイスキー「J&B」などに貢献しています。