エドラダワー 11年 ファーストフィル カベルネ ソーヴィニヨンカスク カスク#2　Edradour 2012/2023 1st fill cabernet sauvignon cask cask #2 48.2%

-商品説明-

カテゴリ：シングルモルト
蒸留所：エドラダワー
ボトラー：蒸留所の瓶詰め
ボトリングシリーズ：1st Fill Cabernet Sauvignon Cask
ビンテージ：13.04.2012
ボトル入り：12.2023
Casknumber：2
Stated Age：11 years old
樽の種類：1st Fill Cabernet Sauvignon
強さ：48.2 %
サイズ：700ml
バーコード：5021944125203

-評価-

エドラダワー 11年 ファーストフィル・カベルネ・ソーヴィニヨン カスク #2（Edradour 2012/2023, 1st fill Cabernet Sauvignon cask #2, 48.2%）は、イタリア北部の名門ワイナリー「サン・ミケーレ・エッパン（St. Michael-Eppan）」のカベルネ・ソーヴィニヨン樽で熟成された限定スモールバッチです。赤ワインカスク熟成に定評のあるエドラダワーらしい、濃厚で果実味の強い仕上がりとなっています。

香り（ノーズ）：ブラックベリー、カシス、コンポートしたプラムのような濃厚な赤系果実が前面に出ます。ワイン樽由来のタンニンと軽いスモーク感、さらにチョコレートやレザー、少量のメントールが香りに深みを与えます。
湿った森の土やドライハーブの要素もあり、クラシックなエドラダワーの重厚な酒質とうまく調和しています。

味わい（パレット）：口当たりは濃厚でオイリー。ダークチェリー、ブラックカラント、乾いたデーツに加え、カベルネ特有のタンニンがしっかりとした骨格を支えます。
中盤にはトフィーとダークチョコレート、赤ブドウの皮、ラムレーズンやクローブのようなスパイシーさが広がり、複雑で飲み応えのある味わいに発展します。
時間が経つとわずかに樹脂的でハーバルなニュアンスも出て、甘みと渋みの対比が楽しめます。

余韻（フィニッシュ）：余韻は長く、赤ワイン由来のドライフルーツとビターカカオが持続します。軽いオークの渋みとエスプレッソのような苦味が残りつつ、全体的にはバランスの取れたフィニッシュです。

評価とコメント
英国レビューサイト「Two Whisky Bros」では“ダークフルーツが美しく統合された完成度の高いワインカスク熟成（Score: 7/10）”と評価され、タンニンが過剰に出ず、しっかりとした骨格と滑らかさを兼ね備えた仕上がりと評されています。
また、同シリーズのメルローカスクよりもドライで構造的、クラシックな赤ワインらしい印象が強く、“Cabernet Sauvignonらしい高貴な渋みを楽しめるウイスキー”と紹介されています。

総評
エドラダワー 2012/2023 カベルネ・ソーヴィニヨン カスク #2は、果実味・酸味・渋みの三要素が絶妙に調和した、ワインカスクフィニッシュの成功例です。
エドラダワーの濃厚でスパイシーな酒質に、カベルネ特有の深い果実感とタンニンが加わり、食後酒としても秀逸。赤ワイン樽の個性を最大限に活かした、しっかりとした個性を放つ一本です。