エドラダワー バレッヒェン 17年 バーガンディカスク カスクストレングス　Ballechin 2005/2023 Burgundy Casks cask strength 53.5%

Ballechin 2005/2023 バーガンディ樽 は、エドラドール蒸留所の強烈にピートスモークの効いたシングルモルトで、2005年蒸留、17年間ファーストフィルのバーガンディホグズヘッド（樽327＋334）で熟成され、2023年7月に2103本限定でボトリングされた一本です。レビュアーたちは、ワイン樽の影響がよく溶け込んだ複雑なレイヤー、ダークフルーツ（チェリージャム、プラム、ブラックカラント、ブラックベリー）の豊かな味わいと、強めのピートスモーク、バーンリコリス、スモークレザー、中厚の口当たりでサヴォリーかつタルトなスモーキーノートを高く評価しています。ノンチルフィルターかつ無着色で、力強くも変化に富んだプロファイルが高価格帯のピーテッドモルトにも匹敵し、ファンキーな樽由来の個性を好むハイランドウイスキー愛好家にとって非常に魅力的なボトルです。

フレーバープロファイル
ノーズは、深みのある赤ワイン樽由来の香りに、硫黄、チェリー、種入りプルーン、焦げたバーベキュー、メンソールを思わせるピートが重なります。パレットは、赤・黒系フルーツ（オレンジ、イチジク、ラズベリー）にシナモンスパイス、コーラ、乳酸ヨーグルトのようなニュアンス、さらにインダストリアルな硫黄感を、中程度のスモークがバランスよくまとめ上げます。フィニッシュは中程度からやや長めで、オレンジやイチジク、ミネラル、レッドベリーのニュアンスが、甘酸っぱさとスモーキーさを伴ってじんわりと続きます。

評価と評判
スコアは非常に高く、同系統のピーテッド×ワイン樽熟成ボトルと比べても、樽の溶け込み方や味わいの複雑さが優れていると評価されています。ほかのBallechinのバーガンディ樽熟成ボトルも、重層的なフルーツ、スモーク、サヴォリーさの組み合わせで8.5/10前後の評価を得ることが多いです。愛好家コミュニティでは、50ppm超とも言われるヘビーピートと、比較的本数の少ないリリースである点が話題になっています。

17年熟成かつバーガンディ樽フィニッシュという仕様から、重めのピートとワイン樽の個性が好きな人向けの一本です。